弔電って何なんだ
弔電とは、通夜や葬儀に参列できない時に、ご遺族にお悔やみの気持ちを伝える「電報」のことです。
最近では家族葬が増えていますので、故人との別れを惜しみたくても参列を遠慮するケースが増います。
弔電は、葬儀や告別式で読み上げられるのが一般的なので、お通夜の時に自宅や式場に届くよう手配します。ですから、できるだけ早く手配するのがよいでしょう。
弔電を送る際の基本マナーとは?
弔電を送る前に、ぜひとも注意しておきたいマナーがあります。
・送ってはいけないケース
最近では家族葬が増えており、ご遺族の意向によっては、葬儀を案内する時点で会葬や香典を辞退する旨の案内があるほか、場合によっては弔電も辞退されることがあります。
これを確認したうえで、送るようにしましょう。
また、家族葬で行う結果、その訃報の案内自体が届かない、ということも多くなっています。
ですから、どこでするのか?どこの葬儀社が対応しているのかがわかれば、式場や葬儀社に確認をすることをおススメいたします。
そこで、ご辞退ということがわかれば、その際は送ることを控えるようにしてください。
弔電あるある① 弔電を打ちたいから、故人もしくは喪主の名前を教えて!
実は、よくあるご質問です。
基本的に、故人名も喪主名も「個人情報」ですから、葬儀社の社員ではお答えしかねる場合が多いです。
弔電を送る側にしてみたら、「そんなケチ臭いこと言わんと、教えてくれ!」となるかもしれませんが、この世知辛い世の中、あとあと喪主様にご迷惑がかかることもあり得ますので、葬儀社ではお名前をお答えすることは、ございません。
弔電を送るような間柄であれば、喪主やご遺族からお聞きいただくのが良いかと思います。
送り方…NTT・郵便局・インターネットなどがある
先ずは、葬儀の日程・時刻、そして場所(式場)をしっかりと確認しましょう。
NTT(115番)であれば、19時までの申込みで全国当日配達が可能です。弔電のメッセージなどどうしたらよいかわからない、初めて送る、などご不安が多い場合は、NTTのオペレーターが対応してくれますので、安心して送ることができますよ。
最近は24時間受付可能なインターネットサービスもあります。
ネットでの申し込みで注意が必要なのは、依頼先によって、当日配達可能な受付時間は異なるため、必ず葬儀の日程や時間を確認してから、対応できる申込先を決めて送りましょう。
えっ?届いてない??なんてことにならないように。
弔電の料金はいくらくらい?
弔電は金額も種類も様々です。弔電の料金は、文字数や台紙の種類によって異なります。一般的に3,000~5,000円程度のものが多いようです。
台紙はメッセージカードのみのものもあれば、漆塗りの型のもの、線香、造花が付随したものなど、いろんなタイプのものがあります。
どの相手に送るかで、どんなタイプのものにするかを決めていきます。
例えば、仕事関係の相手に送る場合は、あまり華美になりすぎない台紙を選びます。あくまでも一例ですが、価格は3,000円くらいが一般的です。
個人で送る場合は、目安として香典として渡す金額に見合うものがよいでしょう。
例えば3,000円の香典を渡す間柄であれば安価なもの〜1,500円程度、5,000円であれば2,000〜3,000円程度というように。
弔電あるある② 弔電をくれた方が、式場にいる!
「弔電とは、通夜や葬儀に参列できない時に、ご遺族にお悔やみの気持ちを伝える「電報」のことです」と先に述べましたが、その弔電を送っていただいた方が式場にいらっしゃる!とご遺族がびっくりするケースもあります。
また大阪では香典辞退の場合が多く、香典できないなら供花か弔電でも!となられるようですね。
自分たちは香典受けたら「あとあと面倒!」と思い、辞退しながらも、相手には「何かしてあげたい!」と思う気持ち…。それが弔電送って参列、になっているのでしょうか??