「負担をかけずに葬儀を行いたい」こんなお声を良く聞きます。
現在、少子高齢化や核家族化、生活スタイルの変化が進み、周囲に負担をかけずに故人様をシンプルに送りたいというニーズは、葬儀の最優先事項になっています。 その反面、直葬で見送ることへの罪悪感を持っているご遺族が多いという背景もあります。葬儀や通夜などの儀式を行わないことで故人様ときちんと向き合うお別れの時間がほとんどないということも要因です。
しかし、費用を抑えたシンプルな葬儀だとしても、故人様の尊厳を大切にし、行えることはたくさんあります。
また、葬儀の後も、悲しみへのケアや供養など、ご遺族をサポートできることもたくさんあります。
大阪直葬センターでは、ご遺族の思いを最大限に尊重しながら、意義ある「おくりかた」をご提案させていただきます。
お亡くなりになられたお母様とご兄妹で3人のご家族の直葬でした。
信仰している宗教がないこと、親戚の方もほとんどいらっしゃらないとのことで、お葬式をするよりも、何もせず、ずっと一緒に暮らしてきた二人でお母様を見送りたい。そんな思いで直葬を選択されました。
いざご納棺となると、不安そうなご様子。流れるように病院からご安置、そしてご納棺、明日にはもう荼毘に伏される・・・。流れるままで、節目というか気持ちの整理がつかないのでしょう。
いますぐにできることはないかとご提案したのが、故人様の最後の「お着替え」でした。
「え、自分たちでできるものなのか?」とびっくりされていらっしゃいましたが、
「あ、ここ拭いてあげないと…」
「こんなに擦れていたんだ」
「よいしょ、母さん、重たいな!」
と話しかけられたり、時には笑いがでたり・・・。
ご納棺の時には、数十分前の時の表情とは明らかに違う様子でした。
看護師や葬儀社のスタッフがするのではなく、「ご自身たちで」最後のお着替えをしたことが大きな節目、葬送の想い出になっていただけたのではないか、と思います。
後日も、そのことに関しては何度も、「お着替えが出来て良かった」とおっしゃっていただけました。
「直葬でいいんだけど、最後に大阪城を見たかったなー。大阪城でお葬式はできないからねー」とぽつりとおっしゃったというご遺族のことばが始まりでした。
「大丈夫ですよ、そうして差し上げましょうよ」とお声がけをし、スケジュールを少しだけ変更して、ご自宅の出発時間を前倒しするかたちでご自宅から出棺し、火葬場に向かう途中に故人様のご希望だった「思い出の大阪城」近隣を周回し、火葬場に向かったこともございました。
霊柩車が大阪城近辺を走ってはいけないなんて法律はありません。火葬場へ入場する前に寄り道を禁止する規約ももちろんありません。要は火葬時間に間に合えば良いわけです。
いつまでも「自分たちでこんな風に送ってあげられたんだ」という思い出が心に残ることこそ、まさに「意義ある直葬」になられたのではないかと思います。
「直葬」という言葉ばかりを捉えてしまい、あとの「大阪城を見たかった…」は、全てが終わった後に、そういえばそんなこと言ってたわ・・・となってしまうことも実はありがちです。また遺族がその言葉を覚えていたとしても「そんなのは無理だ」と決めつけていることもあります。
しかし、固定概念を取り払って考えれば、ご自宅から出棺し「想い出の大阪城」近隣を周回し、そのあとから火葬場へ向かうことだって充分にできるのです。
どんなにシンプルな葬儀でも私どもが大切にしていることがあります。 それは、生身の体との最後の別れを大切にするということ。お柩に眠る故人様との最後の別れ。たとえ5分でも10分でも静かに大切にしたいと考えています。
費用のことはもちろん、葬儀後の手続きのサポートだけなく埋葬や納骨など、ご遺族のあらゆるご負担を軽減するサービスを提供しております。 また、火葬のみの葬儀でも、できるだけ故人様とのお別れの時間を大切にして頂くためにゆとりある時間を提供しています。
故人様を送るスタイルに決まりはありません。 慣習やしきたりにとらわれず、きちんとした信念を持ち、偲ぶ思いさえあれば、自由な葬送を行って良いはず。 「大好きな曲を流してあげたい」「納棺は出棺前の最後にしてほしい」 など、どのようなご希望でも実現できるよう、全力で取り組みます。
まずはご希望をお聞かせ下さい。
「万が一」ご家族が命の期限を宣告されてしまった時、お亡くなりになってしまった時。
葬儀への不安や心配事が事前に解決されていれば、残された時間をその方と過ごす時間として大切にお使いいただけると存じます。
ぜひ無料相談をご利用ください。直葬についてはもちろん、
どんなこともご説明させていただきます。
無理な勧誘などは一切行わないことをお約束いたします。安心してご相談くださいませ。