墓地の選び方

まず、墓地を決めましょう。


① まずは、お墓参りに行く頻度を考えてください。
毎日、または一週間に一回の頻度なら、少々値段がかかっても近くの墓地を購入するべきです。
お彼岸とお盆だけになりそうならば、少々遠くても良いのではないでしょうか?

 

② 次に、故人様・ご先祖をどんな所でまつってあげたいか想像して下さい。

・景色の良い所

・お知り合いと同じ所

・ご親戚と同じ所

・お好きだった所

・大きな霊園

・小さな霊園

・菩提寺様の中

・子供様の住まいの近く

 

③ 最後に、お参りに行かれる場面を想像して下さい。

・交通手段は何ですか?(自家用車・電車・バス・自転車・徒歩・タクシー・霊園バス)

・どなたと行かれますか?(家族・友人・親戚・一人で)

・何を持って行かれますか?(花・お供え物・手ぶらで)

 

墓地には公営墓地、共同墓地、境内墓地、民営墓地と、主に4つに分かれます。
理想の墓地を思い描けたら、下記の4つのどれに一番近いか考えてみましょう。

公営墓地 県営・府営・市営墓地

長所:

・比較的近郊にあり国が運営している為、安心できる。

・宗旨宗派を問わない。

・比較的に価格が低い。

 

短所:

・空きが少ないので競争率が高い(抽選など)。

・募集を行うときにしか買えない。

・墓地数が多い為、お彼岸やお盆の際に非常に混み合う。

自治会の管理下にある共同墓地

長所:

・お住まいの地区内にあり非常に近い。

・宗旨宗派を問わない。

・比較的に価格が安い。

 

短所:

・町会の規定(地区に何年以上在住しているかなど)がある。・墓地の維持活動が必要(墓地周辺の草抜きなど)。

境内墓地(寺院・神社内墓地)

長所:

・ご住職による読経の功徳があります。
(お参りに行けなくても、お寺内ではお寺様がお勤めされているので、入っておられる方は、毎日お経を聞くことができる。)
・都心や近郊が多い。法事とお墓参りを同時にできる。

 

短所:

・檀家にならなければ、入ることができない寺もある。

・宗旨宗派が決まっている。

・他の墓地に比べると少し値段が高い。

・石材店の指定業者があることがある。

民営墓地(公園墓地)

長所:
・管理が行き届いて綺麗に整備されている。
・花やロウソク・線香などの売店がある。
・宗旨宗派は問わない。
・送迎バスなどのサービスが充実している。

 

短所:
・経営母体が企業である為に営利を目的としているので、実績によっては転売や倒産になる可能性もある。
・石材店の指定業者がある。
・郊外にある。
・墓地数が多い為、お彼岸やお盆の際に非常に混み合う

長所・短所を考えて、理想に一番近い墓地を探しましょう。